山内宏泰 公式サイト

ライター。アート、写真、文学、教育、伝記など。 著書に「上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史」など。 好物はマドレーヌ、おにまんじゅう。 【Twitter】@reading_photo   info@yamauchihiroyasu.jp

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    メディア掲載情報をお知らせ。

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    • 476本

    【掲載中】「ヌメロトウキョウ」3月号 「男の利き手」加藤泉

    ワタリウムでの個展もインパクト絶大で話題を呼んでる加藤泉さんのお話、 「ヌメロトウキョウ」3月号、「男の利き手」でたっぷりと! うまく年齢を重ねていくと、校舎の窓ガラス割るのとは別種の自由が得られるようになってくる、んですって。 #加藤泉 #ワタリウム #ヌメロ

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    【掲載中】「週刊文春」 クリスチャン・ディオール展

    みんな大好き、東京都現代美術館クリスチャン・ディオール展のこと、誌面でも。 会場で誰しも目を奪われたでしょ? 「ディテール」と「動き」を同一画面に収め服の魅力を十全に表した写真の数々。あの作者・高木由利子さんのお話もたっぷりと。 発売中の「週刊文春」で。

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    【掲載中】文春オンライン 新芥川賞作家・佐藤厚志さんインタビュー

    こういう(たいへんポジティブな意味で)ブッキッシュな作品を、舐めるように読み進めるのって、やっぱり至上の喜びだ。 どこより早い(はず)、新芥川賞作家・佐藤厚志さんの受賞決定後インタビュー。 文春オンラインでどうぞぜひ。 #文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/60247?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=socialLink #文春オンライン

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    【掲載中】文春オンライン 新芥川賞作家・井戸川射子インタビュー

    「この世の至るところにいろんな喜びがあるものですよね、と言いたかった」 どこより早い(はず)、新芥川賞作家・井戸川射子さんの受賞決定後インタビュー、出ましたよ。 文春オンラインで。 #井戸川射子 #芥川賞 #この世の喜びよ 「子どもはなかなか寝てくれないし、育児はしんどかった。でも…」新芥川賞作家・井戸川射子が伝えたい「この世の至るところにある様々な喜び」 〈芥川賞受賞〉井戸川射子さんインタビュー #文春オンライン https://bunshun.jp/arti

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    「創作論」と「編集論」

    創作と編集、その知見をできるだけ集め、まとめ、体系立てるのです。

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    創作論11  まずはスタイルを選ぶのだ

    記憶の中から紡ぐ創作論の10回めは、スタイルを選ぼうという話。 作品を書こうと思ったとき、まっさきにすべきは何か。 スタイルを選び取ることだ。 音楽だったらこれは、当然のこととして受け入れられている。 「あいみょんのコピーしてみたい」 「バッハの一曲でも弾けたら」 「BLUE GIANTのダイ・ミヤモトに俺もなる」 などなど、動機ややりたいことの違いによって、最初にスタイルは選択され、手にとる楽器も習得すべき技術も変わってくる。 なのに。小説やマンガをやるときは、ジャン

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    創作論10 作品内の関心事を、あえて言わずに関心を惹きつける

    記憶の中から紡ぐ創作論の9回目、肝心なことは言わずに済ませるか、言うにしてもできるだけ後出しせよ、という考え方を。 日本の文芸の世界では古来、「省筆の美学」が存在してきた。 文章は余計な部分を削りに削り、行間を読ませるのを旨とすべしとの考え方だ。 実体がないのに思わせぶりはダメだけど、肝心なところをあえて語らずに済ませ、読者に想像をたくましくしてもらうのはたしかに有効だ。 そもそも作品において、作者と読者の持っている情報は、原理的に不均衡である。 書く側の作者はすべてを知

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    創作論9 作品とは距離をとり、なおかつ揺さぶること

    記憶の中から紡ぐ創作論の8回目、作品をおもしろくするには「距離」をとり、そして「距離」を揺さぶるべしとの話を、『細雪』を例にとって。 小説をはじめとする作品は、フィクションとナレーションからできている。 フィクションすなわち話の筋とか物語の型は、人間が考え出せるものなど高が知れている。作品をおもしろくするには、ナレーションがキモであるとはこれまでにも述べたところ。 これぞナレーションの勝利! と叫びたくなる例を挙げるなら、谷崎潤一郎『細雪』だ。 四姉妹の身の上にふりかかる、

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    創作論8 語り手と作中人物の「距離感」は重要だ

    記憶の中から掘り起こす創作論の7回目。語り手と作中人物の「距離感」を測るのは思いのほか大事ということを、志賀直哉を例にとって。 長らく日本で「小説の神様」と称えられてきた作家といえば、志賀直哉。 志賀直哉作品の多くは自分の周りのことをつらつらと書き連ねる「私小説」であり、リアルに現実世界を描き出す自然主義的作品であるとされてきた。 私小説のフィクション面での特徴は、作家の身辺雑記ネタばかりであること。ではナレーション面の特徴はといえば、語り手と主人公が徹底して密着している

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    文学のことごと

    文学のすべてを、ここに集めるのだ。

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    「演ずるひと」のこと 上白石萌歌の場合

    「演じる」って不思議だ。だれかになりきって時を過ごすことを、なぜこれほどわたしたちは好むのか。そこにどんな魅力や魔力があるのか。かつて聴いた言葉から探ってみたい。 上白石萌歌の場合はどうか。彼女が舞台に立つときは、その空間に観客とともに、「緊張の糸」を張り巡らせるのだという。    話を伺った2020年、上白石萌歌は舞台『お勢、断行』で、晶という令嬢役を演ずるべく稽古中だった。  過去の時代を生きたお嬢様になり切るため、聞き慣れない言葉、言い回し、所作を使いこなそうと心を砕い

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    【演ずるひと】長江崚行 ろくに趣味もない。俳優として、走れるうちは走り続けたいから。

    役者とは、かなり特異な人たちなんじゃないか。 自分じゃない人になりきって、しばしの時を過ごすって、どういう感覚なんだろう。うまく想像できない。何だかすごく怖いことのような気すらしてくる。 演ずることに憑かれた人たちの頭を渦巻く、悩みと喜びとはどんなものなのか。 たとえば、長江崚行の場合はどうか。 (初出・cakes2021年) 「実力派」とは、まさに彼のことだ。 コメディーからシリアスまでをみごとに演じ分ける俳優との世評を、若くして確固たるものとする。  芸能活動を始めた

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    文学の肖像  よしもとばなな×管啓次郎 対談記「うまく生きられないほど純粋な人を書きたかった」 

    旅や詩、言葉のつむぎ方、眠る夢の大事さについて。作家のよしもとばななさんと詩人・比較文学者の管啓次郎さんの対談イベント「鳥のささやき、本のはばたき」(B&B)が行われました。ばななさんの長編小説『鳥たち』から、二人の言葉は軽やかに展開していきます。前編は、その作品の舞台となったアメリカ・セドナのエピソードから、作品内で重要な役割を果たす「夢」について。おふたりにとっての「夢の効能」とは? (初出「cakes」2015年) 『鳥たち』の舞台となる、セドナの“赤い土地”小説『鳥

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    文学の肖像  古沢良太 あの人気脚本家が、マンガ作品に手を染めたワケ

    幅広いジャンルを渡り歩き、自在に設定される舞台やテーマ。奇天烈なところもあるが、同時に人間としての「熱」を持った登場人物。クライマックスのみならず、どの部分を切り取っても見ごたえあるストーリー。 映画なら「ALWAYS 三丁目の夕日」「キサラギ」「探偵はBARにいる」シリーズ。テレビドラマは「外事警察」「鈴木先生」「リーガル・ハイ」「デート〜恋とはどんなものかしら〜」などなど。 脚本家として日本の映像表現を高いレベルに引き上げ続けるのが古沢良太さんである。 そんな人物が短

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    アートのことごと

    アートにまつわること、なんでもここに。

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    チョコレートの世界をアップデートする!  ショコラティエ石井秀代の挑戦とは?

    みんな大好きなチョコレートの世界に、新風を吹き込もうと名乗りを挙げた女性がひとり。 世界中の食に精通する石井秀代さん。 飽和状態に思える世界へ、なぜいま、どんな想いを抱いて、切り込もうとしているのか。(初出・cakes 2021年) 「同じものは、いらない。  みんなが好きなものを、ちょっと前に進めて、ありそうでなかったものをつくるのが楽しいんですよ」    自身のものづくりへの基本姿勢を、そう説明するのは石井秀代さん。  新進気鋭のショコラティエとして、新たなチョコレート

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    大人の教養としてのアート入門  8 仕上げで実地に作品を観に行く!

    西洋と日本の双方で、アートの全体像を駆け足で巡ってきました。言及したのは時代を画す巨匠とその作品ばかりなので、なんとなく見覚え・聞き覚えがあることも多かったのでは?  それら画家・作品それぞれのつながりが見えてくると、「なるほどわかった!」と思えます。流れを読む。文脈を知る。それがアートをいっそう楽しむポイントです。連載でもその点に注力してまいりました。 ですから、これまでの回を読んでいただいていれば、それだけでもう、「アート? 西洋美術も日本美術も、だいたい知ってるけど」と

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    大人の教養としてのアート入門  7 応仁の乱を境として、日本美術は大きく変わった

    日本美術のピークは浮世絵、とりわけ葛飾北斎にありというのが前回のお話。 では改めて、ピークへ至るまでの日本美術の流れをおさらいしてみましょう。 日本では美術の守備範囲がかなり広い(何しろ茶器、つまり日用品がその中核を為したりしますから)ので、ここでは主に絵画のみを見ることとします。 日本の絵画が本格化したきっかけは仏教当時の日本からすると、仏教は最先端の外来思想。これを受け入れるには、考え方や生活をガラリと変えねばなりませんでしたが、当時の人々は躊躇しませんでした。ちょうど

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    大人の教養としてのアート入門  6 これが印象派の元祖? 西洋に決定的影響を与えた日本のアート

    日本美術のピークはどこにある?西洋美術史におけるピークは印象派である、これまでの回でそうご紹介しました。外界を「見えるがまま」に描きたいという、幾多の画家が追い求めた写実の夢を極めたのが、印象派だったからです。 では、日本美術のピークはどこにあるか。いろいろな考え方がありましょうが、ここではひとりの絵師の存在を頂点とみなしたい。その名は、葛飾北斎です。 18世紀後半から19世紀前半、つまりは江戸時代の後期に生きたのが葛飾北斎です。当時隆盛だった浮世絵版画の世界に長く身を置き

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    写真のことごと

    写真のすべて!

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    美をさがすのが人生で唯一の目的である カッコいいのに自然体。写真家・服部恭平の「生活密着写真」はどう生み出されるのか

    「美をさがすのが人生で唯一の目的である」(初出・cakes2022年7月)再掲 だれもがいつでも写真を撮るようになって久しい時代に、あえて「写真で生きていく」ことを決断したのが、服部恭平さん。とことん洒落てキマっているのに、同時に日常のゆるやかな心地よさも感じさせる不思議な写真は、どのように生まれてくるのか。 まずはこのアルバムジャケットを見てほしい。   作曲家・都筑清太郎のファーストアルバム『続き/TSUZUKI SEITARO』。全曲、いたってシンプルなピアノ曲だ

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    林典子『フォト・ドキュメンタリー 朝鮮に渡った「日本人妻」--60年の記憶』 〜トタン屋根書店で見つけた本〜

     話題になることはめっきり少なくなったといえ、1959年から84年にかけて、在日朝鮮人帰国事業がおこなわれていたのは歴史的事実です。夫に同行して朝鮮民主主義人民共和国に渡った「日本人妻」たちは、現地でどんな暮らしを営んできたのか。いま何を想っているでしょうか。  それを知るための一冊がこちらです。と店主が出してきたのは、林典子の6年間にわたる取材成果をまとめた『フォト・ドキュメンタリー 朝鮮に渡った「日本人妻」--60年の記憶』。  これは岩波新書なので、基本的には文章を中

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    永井荷風の撮った写真 〜トタン屋根書店で見つけたもの〜

    文豪・永井荷風が写真にはまっていたのはよく知られるところ。彼の手になる写真も多く伝わっていて、これはそのうちの数枚ですね。 もちろんオリジナルプリントではありませんけども、と店主は幾枚かの写真を持ち出してきた。  街を遊歩していた荷風は、ときにカメラを手に気ままに撮影していたようで、いろんなものをさまざまなスタイルで撮っていますよ。  自分の食事を撮ったり、踊り子たちがラインダンスしているのを写したり、通い慣れた下町の散歩道もしっかり押さえていたり。  モダンなもの、いかに

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    中野正貴『TOKYO』  〜トタン屋根書店で見つけた本〜

     今年は東京がよく話題に上りますね、東京写真といえばまずこれでしょうと店主が出してきた一冊は、こちら。幼少期から東京で育ち、長じてついた写真家としての仕事も東京を拠点に続けてきた中野正貴による、その名も『TOKYO』という写真集。  全編これ東京の街の光景を収めた写真が続いているのですが、最初の1枚が最も古くて、1964年のもの。そう、前回の東京オリンピックが開催されたときです。駒沢オリンピック競技場に聖火がともっている様子が写っていますね。中野がほんの子どものころに撮った

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