創作論5 「謎」を仕掛けよ
記憶の中から創作論を掘り起こす4回目。「謎」が大事、という根拠についてのお話を。
文学にしろ映画にしても音楽でもマンガにせよ、創作の絶対的なルールはあるか。ひとつだけある。
おもしろければいい。それだけ。
ジャンルをはみ出ているとか、「こんなのクラシック音楽じゃない」みたいな言を聞くこともあるが、そんなのどうでもいい。むしろ既成のジャンルという枠にちんまり収まっているほうがよほど「だいじょぶ?」と言いたくなる。
とはいえ、各ジャンルがよく活用している手法というのはあるもの