山内宏泰 公式サイト
記事一覧
読み書きのレッスン 徴(しるし)の発見 再度の「風の歌を聴け」 村上春樹 講談社文庫
先般「風の歌を聴け」の冒頭を読んで、
「自己陶酔できるだけの強さを持っているのが主人公の条件だ」
という事実を見つけた。
もうひとつこの冒頭で知れることがある。
語り手の「僕」は、書くという行為の不思議さをつらつら述べたあとで、
「今、僕は語ろうと思う。」
と、宣言する。そうして自分のストーリーを紡ぎ始める。
この一文こそ、作品のキーセンテンスだろう。いやもっといえば、村上春樹の文学的
【掲載中】 週刊文春 桑田佳祐連載「ポップス歌手の耐えられない軽さ」第65回
いよいよ連載もあと2回。
満を持して桑田さんが歴代マネージャー物語を披露いたしております。
桑田佳祐さん連載「ポップス歌手の耐えられない軽さ」第65回、
発売中の「週刊文春」で!
#桑田佳祐 #サザンオールスターズ
【掲載中】 文春オンライン アート・ジャーナル 森美術館アナザーエナジー展
いま残念ながら休館中となってしまっておりますが、。
明けない夜はないので、まずは記事でも読んで再開の日をお待ちくださいませ。
森美術館 アナザーエナジー展のこと、文春オンラインで。
《森美術館》「キャリア50年オーバー」の世界の女性アーティストたちが生み出す「美」の力にウットリと
アート・ジャーナル #アナザーエナジー展 #文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-
読み書きのレッスン 徴(しるし)の発見 「家族写真」辻原登 と 「白夜」ドストエフスキー
物語は、「出来事」「受動的感情」「能動的感情」に分けて見ていくことができる。
辻原登「家族写真」はどうか。
「役場の収入役、谷口の長女が県立高校の分校を卒業して、松川電器門真工場に就職することになった。」
というのが冒頭の一文。長女が働く工場は、彼らの住まいからずいぶん遠いという。その説明をひとしきりしながら、家族は紀伊半島の田舎で暮らしていることが簡潔に明かされる。これは前稿で述べた通り。
読み書きのレッスン 徴(しるし)の発見 夏目漱石「三四郎」
「うとうととして眼が覚めると女は何時の間にか、隣の爺さんと話を始めている。」
というのが出だしの一文。これは出来事の描写だけど、文末が「いた」ではなく「いる」と現在進行形になっている。
それにより過去を振り返って語るのではなく、今まさに世界が動いている感じが出ている。
「三四郎」は熊本から帝大へ入るため上京した小川三四郎が、大東京と疾走する明治という時代に翻弄される青春小説。見るもの聞くもの
【掲載中】 プレジデントオンライン 三田紀房「ドラゴン桜・桜木が『スタンフォードは狙い目だ』と絶対言わないワケ」
いかに言葉を強く真っ直ぐ正確に伝えるか。
それがあらゆる仕事のキモなのだと、
三田紀房さんは言います。
なるほど、さすが「ドラゴン桜」桜木の生みの親。
全編、言葉が強いのだ!
プレジデントオンラインでどうぞ。 #ドラゴン桜
三田紀房「ドラゴン桜・桜木が『スタンフォードは狙い目だ』と絶対言わないワケ」 斬新なことを言っても響かない #POL https://president.jp/articl