山内宏泰 公式サイト
記事一覧
創作論6 小説の3つの要素と、作中時間の操りかた
記憶の中から掘り起こす創作論の5回目、小説の3つの要素を使い倒して作中時間を操るすべについて。
あらゆる小説は「会話」「説明」「描写」、この3つの要素から成る。
どれも活用したいところだが、放っておくと描写が少なくなりがちだ。ものごとを描写するのは手間暇がかかるし、話もなかなか進まないから。
でも、たとえどんなに稚拙だとしても、描写はできるだけしたほうがいい。
3つの要素をバランスよく用いたほ
創作論5 「謎」を仕掛けよ
記憶の中から創作論を掘り起こす4回目。「謎」が大事、という根拠についてのお話を。
文学にしろ映画にしても音楽でもマンガにせよ、創作の絶対的なルールはあるか。ひとつだけある。
おもしろければいい。それだけ。
ジャンルをはみ出ているとか、「こんなのクラシック音楽じゃない」みたいな言を聞くこともあるが、そんなのどうでもいい。むしろ既成のジャンルという枠にちんまり収まっているほうがよほど「だいじょぶ?」
創作論4 読者を誘惑したい! そのための「出だし」や「人物造形」のこと
記憶の中から掘り起こす創作論の3回目。
読者をなんとか誘惑する方法を考えてみよう。
たとえば夏目漱石作品の書き出しを、ズラと並べてみる。真っ先に気づくのは、ひとりの作家が残した作品群とは思えぬほどに、文体スタイル内容が多様であることだ。
日常の人づきあいで第一印象が重要なように、作品だって出会い頭の印象はたいへん重要。
書き出しで、しかと読者をつかまないといけない。
小説を読む(書く、も同じ)
【掲載中】 WEB別冊文藝春秋 ピアニスト・藤田真央 #07「亡き恩師・野島稔先生ーーわたしの音楽は、あのレッスン室で培われた」
藤田真央さん連載の第7回、アップされております。
恩師・野島稔先生のお話を。
音楽家の精神は楽譜で、演奏の記録で、また教えを受けた後進の活動によって、受け継がれていくのですね。 #藤田真央
ピアニスト・藤田真央 #07 「亡き恩師・野島稔先生ーーわたしの音楽は、あのレッスン室で培われた」|WEB別冊文藝春秋 @bessatsubunshun #note https://bessatsu-bunsh
創作論3 「コルクのマンガ専科講義録」の要点をかいつまむ
マンガ創作を促す場として開かれているコルクラボマンガ専科は、講義録をまとめて刊行している。
マンガ創作の方法もさることながら、ストーリーの紡ぎ方、それに表現者としての在り方がよくわかる中身となっている。
「コルクのマンガ専科講義録」で説かれている内容の要点を以下に。
これを創作の「基本のキ」と考えてよさそうだ。
■いい漫画家になるには、どうすればいいか?
自分が向き合う「問い」を見つけること。そ