山内宏泰 公式サイト

ライター。アート、写真、文学、教育、伝記など。 著書に「上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史」など。 好物はマドレーヌ、おにまんじゅう。 【Twitter】@reading_photo   info@yamauchihiroyasu.jp

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    記事一覧

    【掲載中】『Dr.Eggs ドクターエッグス』巻末記事 「病理医ヤンデル先生」市原真インタビュー

    『Dr.Eggs ドクターエッグス』5巻が5月に刊行。 巻末記事として「病理医ヤンデル先生」こと市原真さんのインタビュー、掲載されてます。 そのロングバージョンがnoteで…

    【掲載中】文春オンライン つのだふむin糸島

    「出会いをぜんぶ、マンガにするヒューマンマンガ家」つのだふむさんのこと。 文春オンラインで! #つのだふむ #糸島STORY 巨大なムカデとコオロギ、そして天井には…

    現在史1990〜 1991年3月のこと

     一九九一年三月のこと。  自分の内側が、空っぽのがらんどうになった気分だった。  寝て起きて、とくにすることも思いつかず、家のなかでぼおっとしている日が続いた。…

    写真を読む ~安部公房『箱男』のなかの、「見る・見られる」の関係

     安部公房の『砂の女』では、ひとくみの女と男が、砂のなかの家にとらわれている。  女が住んでいた家にあとから来ることとなる男は、虫を探して砂丘へと誘い出され、見…

    創作論12 いま日本で物語するってどんなこと?

     記憶の中から紡ぐ創作論の11回目。  たとえば小説は、近代になって西洋で生み出されたジャンルであって、日本に伝わってきたのは明治時代に入ってから。  漫画はといえ…

    【掲載中】「ヌメロトウキョウ」6月号 「写真家たちの冒険」「“世界の果て”のアート探訪」

    「ヌメロトウキョウ」6月号「写真家たちの冒険」特集で志賀理江子さんが挙げたのは「いまここにある身の回りの冒険」でした。日常の中にかつて生きた人の姿を見出していく…

    【掲載中】『Dr.Eggs ドクターエッグス』巻末記事 「病理医ヤンデル先生」市原真インタビュー

    【掲載中】『Dr.Eggs ドクターエッグス』巻末記事 「病理医ヤンデル先生」市原真インタビュー

    『Dr.Eggs ドクターエッグス』5巻が5月に刊行。

    巻末記事として「病理医ヤンデル先生」こと市原真さんのインタビュー、掲載されてます。

    そのロングバージョンがnoteで公開中ですよ。ぜひ。
    #ドクターエッグス
    #ヤンデル
    #三田紀房

    @mita_norifusa #note https://note.com/mitanorifusa/n/n90f0a082d98b

    【掲載中】文春オンライン つのだふむin糸島

    【掲載中】文春オンライン つのだふむin糸島

    「出会いをぜんぶ、マンガにするヒューマンマンガ家」つのだふむさんのこと。

    文春オンラインで!
    #つのだふむ
    #糸島STORY

    巨大なムカデとコオロギ、そして天井には大量のヤモリが…“異色の漫画家”が糸島で味わった“ドタバタ移住体験記”
    #文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/62731?utm_source=twitter.com&utm_mediu

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    現在史1990〜 1991年3月のこと

    現在史1990〜 1991年3月のこと

     一九九一年三月のこと。
     自分の内側が、空っぽのがらんどうになった気分だった。
     寝て起きて、とくにすることも思いつかず、家のなかでぼおっとしている日が続いた。詰め込んだ受験知識が毎秒ごと、脳内からどんどん抜け落ちていくのがわかった。
     
     月初に合格通知がきて、東京の大学へ進学できることになった。
     速達で届いた通知を玄関先で開けた瞬間も、飛び上がるようなよろこびというより、これでなんとかなる

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    写真を読む ~安部公房『箱男』のなかの、「見る・見られる」の関係

    写真を読む ~安部公房『箱男』のなかの、「見る・見られる」の関係

     安部公房の『砂の女』では、ひとくみの女と男が、砂のなかの家にとらわれている。
     女が住んでいた家にあとから来ることとなる男は、虫を探して砂丘へと誘い出され、見つけた虫にカメラを向けるも、足元をとられてシャッターを押せなかった。
     そのまま砂に巻き込まれ、家と女に絡めとられ、抜け出せなくなる。蟻地獄にはまったみたいに。
     ああ、あのとき、シャッターを押しさえすればよかったのにとおもった。
     シャッ

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    創作論12   いま日本で物語するってどんなこと?

    創作論12 いま日本で物語するってどんなこと?

     記憶の中から紡ぐ創作論の11回目。
     たとえば小説は、近代になって西洋で生み出されたジャンルであって、日本に伝わってきたのは明治時代に入ってから。
     漫画はといえば、「鳥獣人物戯画」のような中世の著作に起源を求める説もあるけれど、まあ小説と同じく近代の産物と考えたほうが収まりはいい。
     さて物語という存在に焦点を当てると、べらぼうに起源が古くなる。正確なところはだれにもわからないけれど、ヒトがヒ

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    【掲載中】「ヌメロトウキョウ」6月号 「写真家たちの冒険」「“世界の果て”のアート探訪」

    【掲載中】「ヌメロトウキョウ」6月号 「写真家たちの冒険」「“世界の果て”のアート探訪」

    「ヌメロトウキョウ」6月号「写真家たちの冒険」特集で志賀理江子さんが挙げたのは「いまここにある身の回りの冒険」でした。日常の中にかつて生きた人の姿を見出していく。

    「“世界の果て”のアート探訪」も。眺めれば辺境旅行気分。雑誌の醍醐味。 #ヌメロ