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写真のことごと

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写真のすべて!
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#写真集

林典子『フォト・ドキュメンタリー 朝鮮に渡った「日本人妻」--60年の記憶』 〜ト…

 話題になることはめっきり少なくなったといえ、1959年から84年にかけて、在日朝鮮人帰国事業…

中野正貴『TOKYO』  〜トタン屋根書店で見つけた本〜

 今年は東京がよく話題に上りますね、東京写真といえばまずこれでしょうと店主が出してきた一…

『つきのひかり あいのきざし』 尾野真千子と川島小鳥  〜トタン屋根書店で見つけ…

 写真はたいてい具体的な何かを写すものなのだから、被写体の重要性はいくら強調してもやり過…

田附勝『KAKERA』 〜トタン屋根書店で見つけた本〜

 ある瞬間をひとつの像に留め置く。そうやって時間を止めてしまえるのが写真の機能なのだけど…

鈴木理策『知覚の感光板』 〜トタン屋根書店で見つけた本〜

 これこそみずからの仕事、そう見定めたテーマや技法を長年かけて深めていくのが写真家という…

大森克己『心眼 柳家権太楼』 〜トタン屋根書店で見つけた本〜

ポートレートの極北を体験してみますか? と店主が棚から取り出してきたのは、大森克己撮影の…

港千尋『注視者の日記』 〜トタン屋根書店で見つけた本〜

これも私は写真集とみなしたいですね、と店主が取り出してきたのは、港千尋の『注視者の日記』だった。 写真は対象とのあいだに距離がないと取れませんから、撮影者は必ず事象の傍観者となりますよね。見る人、観察する人にならざるを得ない。一歩引いた位置にいて没入していけない立場を「淋しい」と称した写真家もいましたが、港はみずからを「注視者」と呼んでその立ち位置を愉しんでいるふしがあります。プラハやザグレブ、パリなど各地を巡りながら写真を撮り、思索を巡らしその軌跡を文章に起こす。写真はた

『森山大道の東京 ongoing』 〜トタン屋根書店で見つけた本〜

 コンパクトながら作家の「今」が詰まっている感じがして、たいへん好もしい一冊はこれですと…

「見果てぬ海」田川基成 〜トタン屋根書店で見つけた写真集〜

 書棚に、佇まいのいい背表紙を見つけた。  引き出して、ゆっくりページを繰っていった。  …

「須田一政写真集 日常の断片」 〜トタン屋根書店で見かけた本〜

 須田一政なら、これもきれいに仕上げてある本です。そう言って店主が出してきてくれたのは、…

トタン屋根書店で、こんな写真集を薦められた 「ドアノーと音楽、パリ」ロベール・ド…

 暑いさなか、近所にできたトタン屋根書店へ寄ってみた。むろん他に客はいないので、気兼ねな…

近所に書店(写真集の充実した)ができて、うれしかった話。

 近所にいきなり書店ができた。  とはいえほんのささやかなもので、間口がたぶん一間半、奥…